『ペンテコステの祭り』
聖書:使徒の働き2章1-4節(新p233)
メッセンジャー:高江洲伸子師
ユダヤの三大祭り 出エジプト23章15-16
① 種なしパンの祭り 過越の祭り※申命記16:1 エジプトから救われたことの感謝祭、
私たちも罪から救われたことを喜ぶ。過去なされた恵みへの感謝。
② 刈り入れの祭り 初穂を献げる ※申命記16;10 七週の祭り 毎年の収穫の感謝
祭。五旬節(ペンテコステ) 私たちが聖霊を得たことを喜ぶ祭り。「私たちは絶えず聖霊を喜び、神様が私たちに聖霊の収穫を与えてくださったことと、豊かな栄養と力を与えてくださったことを喜んで、常にそれを祝わなければなりません。」とバックストン師は使徒行伝講義p81に記す。 現在の恵みへの感謝。
③ 収穫祭 その年のすべての働きが終わったという祭り。※申命記16:13 仮庵の祭り
「これは世の終わりに神様の御前に栄光ある祭りを守ることを指します。私たちは今、いつでもその栄光を待ち望んで、神様の御前にこの祭りを守らなければなりません。」p81 ※以後ページはバックストン全集使徒行伝講義から。 未来への感謝。
ペンテコステの祭りの特徴
1、心からささげ物をささげる。
「あなたの神、主のために七週の祭りを行い、あなたの神、主の祝福に応じて、進んで献げるささげ物をあなたの手によって豊かに献げなさい。」(申命記16:10)
2、心を合わせる。
「あなたはあなたの息子、娘、男女の奴隷、あなたの町囲みの中にいるレビ人、あなたのうちの在留者、孤児、やもめと共に…。」(申命記16:11)
「私たちの心の中に他の人を軽蔑したり、他の人を怒る感情があったりするなら、ペンテコステの祭りを正しく守ることはできません。」p83
3、喜びの祭り。
「あなたの神、主の前で、…喜び楽しみなさい。」(申命記16:11)
「この祭りの特質は喜びです。喜びをもって神様の御前に出、…喜びをもって神様から恵みを受け、…喜びをもって、その恵みを得たと感謝し、得たと感謝し…。」p84
4、神様の御臨在。
「あなたの神、主が御名を住まわせるために選ばれる場所で」(申命記16:11)
「神様はそこで栄光を現わされます。そこで御声を放たれます。…ご自分を現わしてくださいます。…神様ご自身を求め、そして神様がおられる所に近づくならば、真のペンテコステを受けることができます。」p84
5、過去のことを記憶する。
「エジプトの奴隷であったことを覚え、これらの掟を守り行いなさい」(申命記16:12)
「これまでの鈍い心と不信仰とを深く覚えます。エジプトで奴隷であったことをよく覚え、またそれによって『主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな』詩103:2のように、その大能の腕を覚えて救いを感謝します。」p85
▷ユダヤ人の人たちのペンテコステ 「昔、ペンテコステの祭りの前の日には、熱心なユダヤ人は徹夜の祈りをしました。特に、神様がシナイ山で律法を与えてくださったことと、聖書を与えてくださったことを終夜感謝しました。イスラエル人は、エジプトから救われてから五十日目に、シナイ山の麓に立って神様の律法をいただきました。ユダヤ人は毎年毎年ペンテコステの日にそれを覚え、それを祝いました。」p85
ペンテコステにおいて考えるべきこと2点
1.神様が定められていた日が来たこと。
この日まで、神の聖徒たちは、その日を遠くから見て、その日を喜びをもって待ち望みました。「これらの人たちはみな、その信仰によって称賛されましたが、約束のものを手に入れることはありませんでした。」(へブル人への手紙11章39節)しかし、その望んでいた日が訪れました。
2. 神が定められたその日に、聖霊を受けることができたこと。
祈り備えている弟子たちに、神様の時が訪れました。神様の側にも古の昔からこの日が定められていたと共に、人間の側も備えられて、その日を迎えることができました。 「五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。」(2:1)
二カ月前に同じ部屋に集まっていたときには、争いが起こりました。「また、彼らの間で、自分たちのうちでだれが一番偉いだろうか、という議論も起こった。」(ルカ22:24)。けれども今、…だれもみな、自分を低くし、人を自分よりすぐれていると思い、心を合わせて神様の御前にひざまづきました。…私たちが聖霊を求めたければ、まず「一つになること」を求めなければなりません。 <バックストン全集「使徒行伝講義」p86-89要約>